保冷ポーチ研究
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【保冷ポーチ結露対策研究】 DAY2 ~『ビッタビタ』を再現してみた~

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こちらの続きです
【保冷ポーチ結露対策研究】 DAY1 ~3つの素材のポーチを比較してみた~
【保冷ポーチ結露対策研究】 DAY1 ~3つの素材のポーチを比較してみた~

(まとめるのがだいぶ遅くなりましたが、)先日(いやもうはるか昔)保冷ポーチについての研究結果をまとめました🙆

なんと、フォロワー様の中に「理科の先生」がいらして、目を通してくださいました👏

概ね間違ったことは言ってなかったようで一安心💕

が、その後も続々と

ラミネートのポーチが、家から公園に着くまでの間にビッタビタになった

タナローンのポーチが、バッグの中でビッタビタになった

ラミネートのポーチを部屋の中に置いておいたらビッタビタに

などなど、数々のビッタビタ情報が…!!

中には、

バッグの中で染み出してしまって、一緒に入れていた本が濡れてしまった

と言われ、返金対応をしたという作家様も…😭

自分で試用してみて、濡れるのが気になったので、対面イベントでその旨説明してご購入いただいている

という作家様もいらして、こんなにたくさんの方が、こんなに悩んでいたなんて!!とびっくりしました。

前回の実験では

「まぁ、濡れはするけど何とかなる範囲??」

とまとめてしまったので、とにかく「ビッタビタ」を再現しなくては!!と

「保冷ポーチビッタビタ化」

を今回は目指してみました。

前回との変更点

前回今回
①保冷剤数個ポーチ内ぱんぱんに
②場所室内の日当たりがいいところ屋外直射日光ギラギラの場所に
③素材撥水トロマットを入れて3つラミネートとタナローンの2つに
(撥水トロマットはタナローンとデータがほとんど変わらなかったので退場)

実験開始!!

気温34℃ 湿度67% 炎天下で実験を開始しました。

どちらも保冷剤でパンパン。

この温度・湿度での『露点温度』は27℃。

前回の説によればラミネートverは、

ポーチの表面付近が27℃になれば、表に結露が生じ始める

タナローンver.は

保冷剤の温度が27℃近くになれば、保冷剤が結露し始める。(ゆくゆくはその結露した水分がポーチに浸透し出す)

ということになります。

追伸

「タナローン」と書いてますが、こちらは「タナローン+キルト芯」のふかふか保冷ポーチになります。

14:05(2時間半後)

途中、温度計の数字が大変なことにもなりましたが

(本当に45℃あったわけではなく、屋内用なので温度が狂ってしまったんだと思いますが😂)、外出してしまってざっくり2時間半後。

前回とは大違いな濡れっぷりでした。

ラミネートver.

表面の水分が明らかに見てとれます。

(スマホからだと見にくいですね、拡大🔍して見ていただけたら🙏)

下に敷いたキッチンペーパーもかなり濡れています。

キッチンペーパーの上を転がすと、これだけの水分がついていたことが分かります。

タナローンver.

画像では見にくいのですが、ファスナー周りに染みが出来ているのが分かりますでしょうか。(要:拡大🔍)

ドットミニヨンとリバティの境目も染み。

サイドの縫い目も明らかに水が染み出しています。

タナローン(普通生地)は、防水性・撥水性がないので、もっと生地全体から染み出すのかなと思っていたのですが、やはり「縫い目から」染み出すんですね。

ラミネートver.は「縫い目」と「縫い目以外」の差を感じなかったので、やはりあくまでも「ポーチ表面に」結露するんだなと再確認しました。

15:35(3時間後)

ラミネートver.

30分の差ですが、先ほど+@で濡れているな、という印象。

2時間半前にポーチに着いていた水分はだいたいキッチンペーパーで吸い取ってしまったので、さらに水が出たことが分かります。

タナローンver.

こちらも水が染みている範囲が広がっています。

ポーチ全体、触ると「濡れている」と感じるな、という印象。

結論

温度の高い屋外の方が、結露が進むだろうと予想してはいましたが、その差は予想以上でした。

う~ん、悩ましいですね…。

「そんなの最初から分かってたよ」と言われてしまうかもですが、結露の発生度合いは、当然、温度や湿度、ポーチが置かれている状況によって大きく異なる訳です。

今回のように、

外気・ポーチ表面温度が非常に高い

ポーチ内が保冷剤でキンキン

という状況下にあれば、短時間でここまで結露するということですね。

実際はここまでいっぱいに保冷剤を詰め込むことは少ないとは思いますが、その分、凍らせたパウチ飲料等が入っていれば、条件的には同じことかと。

つまり、

お弁当やチョコレート等のお菓子に保冷剤を1、2個

程度の使い方であれば、恐らくそう激しく結露することはない。

反面、

冷凍した物をたくさん詰めて、暑い中でポーチを使用

すれば、タナローン(普通生地)でもラミネートでも、ポーチが濡れるほど結露する可能性は十分にある。

私、実はこの実験を始めたときに、

「保冷ポーチを販売している方向けに、取説のひな形をcanvaで作って、必要な人に使っていただけたら…!!」

という野望を抱いていたんですが、ちょっと雲行きが怪しくなってきました…。

ポーチの素材や作りが人それぞれ違い、お客様の使い方もそれぞれに違うとなると、万人に共通する取説って、相当ハードル高いですね…😢

でも、ちょっと見えてきたものもある。

まだ実験してみたいことがある。

ということで、長々すみません、DAY3へと続きます🙌

DAY3
【保冷ポーチ結露対策研究】 DAY3 ~保冷剤の違いを検証してみた~
【保冷ポーチ結露対策研究】 DAY3 ~保冷剤の違いを検証してみた~
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ラミネート生地をもっとメジャーにし、ハンドメイドをもっとデジタルにしたい人
ラミネート生地をこよなく愛し、ラミネート生地で暮らしを便利にするgoods研究にいそしんでいます。 特にリバティラミネートが好きで、生活をかわいく彩ってくれる物、それでいてママがちょっと助かる物、楽になる物を常に考えています。 Instagramを中心にラミネート生地レシピを発信中。 多くのハンドメイド作家さんと繋がりを持った中で、もっとデジタル化すれば多くの作家さんが楽になるのではないかと思うようになり、デジタル活用法も発信中。
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