保冷ポーチ研究
PR

【保冷ポーチ結露対策研究】 DAY3 ~保冷剤の違いを検証してみた~

Nonary-works
記事内に商品プロモーションを含む場合があります
DAY1
【保冷ポーチ結露対策研究】 DAY1 ~3つの素材のポーチを比較してみた~
【保冷ポーチ結露対策研究】 DAY1 ~3つの素材のポーチを比較してみた~
DAY2
【保冷ポーチ結露対策研究】 DAY2 ~『ビッタビタ』を再現してみた~
【保冷ポーチ結露対策研究】 DAY2 ~『ビッタビタ』を再現してみた~

4種類の保冷剤を用意しました

DAY1の時点で気になった、

「保冷剤の種類によって結露の度合い、違うんじゃない??」

問題。

せっかくなので検証してみようと4種の保冷剤の結露量を比較してみることにしました。(ジェルタイプも試したかったんですが、酷暑で人気なのか、全く見つけられませんでした。)

まず第1のコース。

ツルツル保冷剤。

恐らく一番よく見かける、ツルッとしたあの子です。


第2のコース。

ケバケバ保冷剤代表、チーム シャトレーゼ。

結露しにくいと言われている不織布タイプを代表して、メンバーが揃っていたので、シャトレーゼチームに参戦してもらいました。


第3コース。

買ってきました。「保冷剤 結露」で検索すると出てくる、DAISOさんの

『結露が出にくい保冷剤』

「結露が出にくい」と銘打ってますからね、これは期待したい。


第4コース

こちらもDAISOさんより、最近よく見るハードタイプの保冷剤

No.1 ツルツル保冷剤

start時

まず冷凍庫から取り出した状態の重さを測りました。

一応食品トレイとキッチンペーパー分は抜いてあります。

(キッチンスケール、早く買い替えてと長女[の]からクレームが来ていた年代物だったので、100分の1まで表示されるタイプ買いました😂)

1時間後

2時間後

3時間後

かなりの水滴が見えますね…。スマホからだと見えにくいと思います。拡大して見ていただけたら🙏

No.2 不織布保冷剤 チームシャトレーゼ

start時

1時間後

2時間後

3時間後

3時間後まさかの減少に(゚Д゚)

誤差の範囲、もしくはおそらく2時間半ぐらいで溶けきって、もう蒸発のターンに入ったのかなと。

No.3 DAISO 結露が出にくい保冷剤

start時

1時間後

2時間後

うーん、「結露が出にくい」と謳っている割りには、かなりの水滴ですね…。

3時間後

No.4 DAISO ハードタイプ保冷剤

start時

周りのプラスチック部分の重量を引くべき??かとちょっと思いましたが、プラスチック部分も冷えているので結露の要因になると思い、考えないことにしました。(だって純粋な中味だけで計算するの無理–。)

1時間後

2時間後

3時間後

傾けたら水がこぼれてしまうほど結露してます。

実験終了

何時間でも観察する用意はあったのですが、全て3時間後には溶けきっていたので、試合終了としました。

とっても見にくいのですが、4つのデータを並べると…

最初の重量が違うので、一見「ハードタイプが一番結露するんだ~」と思いがちですが、100g単位に計算し直すと、

保冷剤種類100g辺り結露量
①ツルツル2.84g
②不織布2.30g
③結露が出にくい2.77g
④ハードタイプ2.84g

きれいに横並び。

「ツルツル」と「ハード」に至っては、同じ数字を叩き出しました。

保冷剤の温度はおそらくほぼ同じで外気条件が一緒なのだから当然と言えば当然なのですが、一応実験は間違ってはいなかったのかな、と。

数字が揃うと実験って楽しいですね、満足満足…と言いたいところですが、この実験で目指してた仮説は、

「不織布保冷剤が結露しにくいよ~」

「DAISOの結露が出にくい保冷剤がいいよ~」

など、おすすめ保冷剤を見つけ出すことだったんですよね…。

仮説、破れたり。

特にオススメできる保冷剤は見つかりませんでした…。

30minutes later

実験結果にちょっとがっかりして、片付けもせず別のことをしていたら(←こら)、30分後キッチンに来た長女[の]が

あれ?1つだけキッチンペーパー濡れなかったんだねぇ

え?全部濡れたよ~結果同じだった

1つだけ乾いてるよ??

半信半疑でキッチンにダッシュしました。(その距離2m)

すると…!!

ご覧のように、1セットだけほぼキッチンペーパーが乾いていました。

それぞれ載せていた保冷剤は…

「結露しにくい」と「ハードタイプ」は重量が大きいため一概には比べられないのですが、明らかにチームシャトレーゼのみ乾きが早い…!!

これは恐らく、

「不織布保冷剤は結露しにくい」

というより

「不織布保冷剤は、結露した水分を不織布が吸収するため、水分が他の物に及びにくい」

ということなのではないかと推察されます。

そう考えてチームシャトレーゼの写真をもう一度見てみると、

⬇こちら、写真ぼけてますが試合後の面々。

右端だけちょっとツルッとしているの分かりますでしょうか。(要:拡大🔍)

我が家の冷凍庫の中で揉まれて、表面の不織布が剥げてしまったようです。

試合中の写真を見ても、右端だけは「ツルツル」チームと同じように水滴が見てとれます。

他も濡れてはいますが、「水滴」にはなっていない。

つまり、

結露自体はしているので、他の保冷剤と同じように全体重量は増えた。

水分は保冷剤自体に含まれているので、キッチンペーパーが他より濡れず、早く乾いた。

ということではないでしょうか。多分。

そう考えて、思い返してみると、(我が家近辺の場合)ほとんどのケーキ屋さんが、

①ツルツル保冷剤を紙ナプキンでくるむ

②くるんだ保冷剤をボール紙で作られた仕切りの中に入れる

という方法の気がします。

(ナプキンに包んでいないお店はあるけど、両方やっていない、というお店はまずない気が。)

これは、ケーキに保冷剤がぶつかって、ケーキが崩れないようにという配慮だと思っていましたが、それだけではなく、保冷剤に浮いてきた水分がケーキにつかないようにという配慮でもある…??のかも??

私の記憶が正しければ(←古いが過ぎる)シャトレーゼは

①紙ナプキンに包まず

②仕切りにも入れず

保冷剤が入っていた気がします。

試しにネットで「シャトレーゼ ケーキ 買った」で検索すると、見つけられた画像全てがやはり↑この状態でした。

シャトレーゼさんは、「当社の保冷剤は結露が移りにくい」という自信(?)があり、このような入れ方がマニュアル化されている…のかもしれません。

(箱の状態でUPしてる人って少ないので、10枚程度ですが…。しかも、「シャトレーゼはケーキの型崩れ心配してないわけ?!」ということではなく、ケーキ自体がボール紙でくるまれていたり、ケーキとケーキの間だったり、ちゃんと崩れないようにという配慮もされてましたよ🥰)

さらに、もしや…と思って検索すると、やはり不織布タイプの保冷剤の方が、ツルツルタイプより若干(本当に若干です、数円のレベルです。)お高いみたいです。

大手フランチャイズであるシャトレーゼだから、社名入りの不織布保冷剤を安く製造できるのかなと。

そんな推理もしてみました笑

もうこの際シャトレーゼで働いてみないと真偽のほどは分かりません😂

製菓業界に詳しい方、何か知っていたら教えてください🙏

ちなみに、何か裏付けになるようなサイトないかな~と探してみたんですが、見当たらなくて。

(ということは全て私の作り話かもしれない…)

こちらの有名パティシエが保冷剤実験をされていてとても興味深かったので貼っておきます笑

奥が深いぞ保冷剤
有名シェフも実験していた
有名シェフも実験していた

やはり、製菓業界でも保冷について頭を悩ませてるんですね。

結論

ということで、本日の結論。

おそらく不織布タイプの保冷剤の方が結露した水分の染み出しが少ない。はず。

大変失礼ながら、DAISOさんの「結露しにくい保冷剤」には特段の効果は認められなかった。です。

(あんまり不織布感がないんですよね…実験中の写真見ても、はっきりと水滴が見てとれますよね…)

保冷ポーチ実験、DAY4に続きます🙌

DAY4
【保冷ポーチ結露対策研究】 DAY4 ~既製品で検証してみた~
【保冷ポーチ結露対策研究】 DAY4 ~既製品で検証してみた~
ABOUT ME
Nonary_works
Nonary_works
ラミネート生地をもっとメジャーにし、ハンドメイドをもっとデジタルにしたい人
ラミネート生地をこよなく愛し、ラミネート生地で暮らしを便利にするgoods研究にいそしんでいます。 特にリバティラミネートが好きで、生活をかわいく彩ってくれる物、それでいてママがちょっと助かる物、楽になる物を常に考えています。 Instagramを中心にラミネート生地レシピを発信中。 多くのハンドメイド作家さんと繋がりを持った中で、もっとデジタル化すれば多くの作家さんが楽になるのではないかと思うようになり、デジタル活用法も発信中。
記事URLをコピーしました