ランドセルカバー

ランドセルカバーのおすすめな長さと耐用年数《仮説なんですが…》

Nonary-works

ランドセルカバーの測り方

⬇こちらで基本的な測り方についてご案内しています。

ご一読ください
ランドセルの測り方及び長さについて【必ずご一読お願い致します。】
ランドセルの測り方及び長さについて【必ずご一読お願い致します。】

長いカバーをおすすめしない理由

カバーの傷みが早くなる可能性が高いと考えているから。

カバーの劣化を観察してみた

皆さんご存知のように、ランドセルは昔より大きくなっています。

2015年頃に「A4フラットファイル対応ランドセル」が登場し、最近はほぼ「A4フラットファイル対応ランドセル」です。

さらにタブレットにも対応できるように大きくなっている物もあるようです。

我が家の場合、

現中1の長女は「A4クリアファイル対応ランドセル」(画像左の赤いランドセル)でしたが、

現小4の次女は「A4フラットファイル対応ランドセル」(画像中央キャメルのランドセル)で、

  • 横約2cm
  • 縦(かぶせ長さ)約2cm

サイズが違います。

2年程前、長女次女両方にカバーを作り、同じ日からカバーを使いました。

その後、経過を観察したところ、

ランドセルを大事にしている次女の方がカバーの傷みが早い

という結果になりました。

Nonary_worksランドセルカバーの劣化は、

  • 内側のベルト部分が破け始める
  • バイアステープ部分がすり切れ始める

このどちらかから始まる傾向がありますが、長女はバイアステープに多少の擦れがあるものの、ベルトにはほぼ劣化がなかったのに対し、次女は2年ほどで「内部ベルトに亀裂」が入り始めました。

市販のカバーだと…
  • ビニールが破けてしまった
  • ビニールが白くなってしまった
  • カバー上部のゴムが外れてしまった

この辺りの劣化が多いようです。

Nonary_worksでは、ここを防ぐカバー作りを目指しています。

なぜ次女の物が先に傷んだのか

ここからはあくまでも私の仮説です。

我が家は母に似て、娘たちもそう几帳面ではありません。

ただ、そこまでランドセルを雑に扱うこともなく、扱いに関しては「中の中」ではないかと思っています。

どちらかというと、長女の方がより母に似ている上に学年もあがってランドセルへの緊張感もなかったので、扱いは適当だと思います。

次女は当時2年生で、性格的にもランドセルに愛着があり、逆さにして置くと形が潰れちゃう、などとケアしている様子でした。

また、お客様からも

「1年でベルトが破けて取れてしまった」

というご連絡をいただいたことがあります。

どうして同じ素材で同じように作っているのに、傷みのスピードに差があるのか。

ずっと考えていたのですが、授業参観時に帰りの用意をする子供たちを見ていて「開閉の仕方が子供によって違う」ということに気が付きました。

かぶせの開け方でベルトへの負荷の掛かり方が違う

子供たちのランドセルの開け方は、大きく3通りありました。

  • 机の上にランドセルを寝かせ、かぶせをフラットな状態にしている子
  • 机の上にランドセルを置くけれど、かぶせはびろーんと下に垂れ下がっている子
  • ランドセルを椅子に置いて、かぶせを椅子の背側に垂らしている子

これに気が付いて「あ、なるほど」と思いました。

当然、⬇画像のようにかぶせが水平・垂直であればベルトへの負荷は少なくなります。

⬇このようにかぶせ及びカバーが大きく反り返った状態になれば、ベルト部分に大きな負荷がかかり、破けやすくなると思われます。

これに気が付いて娘達の様子を思い返してみると、我が家は2つのランドセルを背中合わせに吊り下げる収納方法だったのですが、

長女

ランドセルが小さく(かぶせが短く)自分の背が高いので、ふたを真上に上げて中身を出し入れしていた。

次女

体が小さく、ランドセルのかぶせが長いので、後ろにかぶせを垂らして出し入れしていた。

ということに思い至りました。

恐らく学校のロッカーに入れて出し入れする際もお子さんによってちがうのではないかと思います。

片手でかぶせを押さえながら出し入れする子と、びろーんと垂らした状態で出し入れする子…他にも多種多様な要因があるとは思うのですが、この行動の差が傷みの差に繋がっている可能性は非常に高いと思っています。

長さは無関係??

お子さんの行動パターンに起因する面が大きいとは思うのですが、ランドセルの元々の形状も関係があるのではないかと考えています。

全てのランドセルに当てはまる訳ではないと思うのですが、かぶせが長くなったランドセルの中に「かぶせの始点が低くなっている物」があるようです。

1年ほど前、子供たちの帰宅を待っていると撮影ができないため、フリマアプリで状態のいいランドセルを探して購入しました。(本当はご注文の多い土屋鞄あたりを買いたかったのですが、土屋鞄さんはフラットファイル対応が遅めだったんですね…。フラットサイズが出回るのにあと数年掛かりそうであきらめました笑)

届いて確認してみたところ、ふた(かぶせ)が49cmと長いタイプでした。

「A4フラットサイズ」に対応するには、内寸が31cmほど必要なので、各メーカー「ランドセルの高さ」自体には大きな差はないのではないかと思います。

つまり、ふたが長いということは、画像のように「かぶせの始点が低くなっている」可能性があります。

ちょっと撮影位置が一定ではないので誤差がありますが、⬇右に行くほど始点がさがっています。

カバーを注文される方の多くが

「フタを全部覆いたい」

とお考えになるかと思うのですが、このタイプのランドセルでフタ部分全部を覆うには、カバーが数字の「7」のような状態になります。

恐らく、この形状になると、[かぶせがびろーん]した際に、カバーとかぶせがズレて動く率が高くなり、結果、傷みが早くなるのではないかと思われます。

説明が大変長くなり恐縮ですが、個人の見解としては、画像内の⬇青丸の位置から始まるカバーだとベルトへの負荷が少なくなるのではないかと考えています。

仮説を加味して、お客様自身でお好みの長さをお選びいただけますようお願い申し上げます。

傷みにくいベルトはないの??

ベルトの傷みを防ぐために、傷みにくい素材に替えられないか。

これもずっと考えてきました。

別ページにてご案内させてください🙏

ランドセルカバー → 背面ベルト選択option を設定しました
ランドセルカバー → 背面ベルト選択option を設定しました


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ラミネート生地をもっとメジャーにし、ハンドメイドをもっとデジタルにしたい人
ラミネート生地をこよなく愛し、ラミネート生地で暮らしを便利にするgoods研究にいそしんでいます。 特にリバティラミネートが好きで、生活をかわいく彩ってくれる物、それでいてママがちょっと助かる物、楽になる物を常に考えています。 Instagramを中心にラミネート生地レシピを発信中。 多くのハンドメイド作家さんと繋がりを持った中で、もっとデジタル化すれば多くの作家さんが楽になるのではないかと思うようになり、デジタル活用法も発信中。
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